本態性振戦とは?

本態性振戦とは

ふるえは医学的には振戦と呼ばれ、身体の一部が自分の意志とは関係なく規則的に動いてしまう状態を指します。本態性とは「原因がはっきりとしない」という意味の医学用語です。

聞き慣れない病名かもしれませんが、「本態性振戦」は40歳以上の4%、65歳以上の5〜14%の人に認められるとの報告もあります。
(出典:日本神経治療学会『標準的神経治療:本態性振戦』)

本態性振戦の治療は薬物療法から始め、十分な効果が得られなかったら、手術療法なども考慮します。合併症や副作用なども考慮して治療法を選択していきます。

本態性振戦の特徴

ふるえは医学的には振戦と呼ばれ、身体が自分の意志とは関係なくリズミカルに動いてしまう状態を指します。ふるえが現れる病気のうち、代表的なものを紹介していきます。

ふるえの特徴

じっとしている時よりも、文字を書く、食事をするなどの動作時や、特定の姿勢をとった時に現れやすい傾向があります。

症状の進行

年齢とともに徐々に症状が悪くなることがありますが、歩けなくなったりすることは稀です。

ふるえが起こる部位

手足の他、頭や声のふるえを認める場合もあります。

家族歴

家族にも同じ症状を認める場合もあります。

本態性振戦の特徴