治療の流れ

治療前の検査

本態性振戦の一般的な治療法

CTスキャンで頭蓋骨の様子を検査します。

MRIで脳の様子を撮影します。

本態性振戦の一般的な治療法

医師は治療前にCTの画像とMRIの画像を合わせて熱凝固する位置を決定します。

医師は治療できるか否かの判定を行います。

治療の準備(治療室入室前)

治療の準備(治療室入室前)

髪の毛をそりおとします。

治療の準備(治療室入室前)

頭を固定し治療の際に位置がずれないようにするフレームという金属の 枠を頭に装着します。

治療の準備(治療室内)

治療の準備(治療室内)

治療室に移動し、治療用のテーブルの上に仰向きに横たわります。治療は通常3〜4時間程度かかります。

治療の準備(治療室内)

頭部のフレームと治療用ヘルメットを接続し頭が動かないよう固定します。

治療開始

治療開始

気分が悪い、違和感がある、などを知らせるためのスイッチを、治療する手とは逆の手に持ちます。

治療開始

MRIの中に入っていきます。
治療は意識が覚醒した状態で行います。

治療開始

ターゲット確定のために30分〜1時間をかけてさらに精密な脳のMRI画像を撮影します。

治療中

治療中

医師は治療中のさまざまな反応を確認します。このために治療は麻酔をせず覚醒したままで行います。

治療中

医師からのさまざまな動作の要望にご対応ください。

治療中

各種のテストを繰り返します。
ふるえ症状や感覚異常の有無を医師へお伝えください。

治療中

医師はふるえ症状改善と副作用の有無を確認しつづけます。

最適な治療の熱凝固を行う部位を最終決定します。

治療中

徐々にトライアルしながら、凝固の温度を上げながら状態を確認していき ます。

治療中

治療用ヘルメットから発する超音波(左図の黄色い線)を、ターゲット部位(数ミリのサイズ)の一か所に集め、ターゲット部位の温度を54〜60℃に上げて熱凝固(ゆで卵状態)し、ターゲット部位を治療します。

治療終了

治療中

すべての治療プロセスが終わったら、頭部のフレームをはずし、治療効果の確認のため再度MRIで撮影します。

治療中

治療が終わったら病棟に戻ります。
入院日数については医師と相談ください。

退院後

治療中

定期的に外来での診察を受けることとなります。スケジュールについては医師と相談ください。