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全国パーキンソン病友の会秋田支部設立25周年記念 「いまダンスをするのは誰だ?」上映会参加報告
2025年4月26日(土)、全国パーキンソン病友の会秋田支部の主催により、パーキンソン病と向き合いながら音楽活動を続けるミュージシャンの姿を描いたドキュメンタリー映画「いまダンスをするのは誰だ?」の上映会が開催されました。
映画の主人公と同じく、ギターや写真を趣味とする支部長の想いから、秋田県内3か所(大仙・秋田・潟上)の会場でリレー形式による上映が実現。
多くの方々が映画を通して、病気との向き合い方や希望を感じる機会となりました。
田中支部長は「自分はFUS治療の適応とはならなかったが、友の会のメンバーが宮城で治療を受け、前向きな生活を送っている」、「気温など環境によってもふるえ症状の出方が変わる」とおっしゃっていました。
当日は、機能的神経疾患の外科治療に長年携わる国立病院機構宮城病院 脳神経外科部長の仁村太郎先生によるご挨拶もありました。
以下、コメントを抜粋:
「先程田中支部長のご挨拶の中に支部発足が26年とのことでした。奇しくも私どもの病院で機能神経外科の手術を開始し、26年経過しましたのでご縁を感じております。
この26年の間に機能神経外科の進歩には目を見張るものがあります。皆様がご存知の脳深部刺激術(DBS)はもちろん2019年には集束超音波治療、そして先日新聞報道されましたiPS細胞の臨床応用への可能性など様々な治療が出現しております。
その一方で先程お話のあったようにそれらの治療法についての情報が得られにくい、とのご指摘も多数お聞きします。
私見ですが昨今はフェイクニュースではないですが間違った情報も多く、治療を行う者として正しい情報をいかに皆様にお届けすることが重要なことか、と再確認した次第です。
これからも皆様からご意見をいただき、より一層正確な情報を早く皆様にお伝えできるようにしたいと考えておりますのでご協力のほどよろしくお願いします」
こうしたイベントを通じて、患者さんやご家族が信頼できる情報にアクセスし、自分に合った治療法を見つけるきっかけになることを期待します。