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パーキンソン病とは?

パーキンソン病とは

中脳の黒質という場所にある、ドパミン神経細胞が減少し、作られるドパミンが減ることで、体の動きをスムーズに制御することが難しくなる原因不明の神経の病気です。
パーキンソン病の主な運動症状は、ふるえ(振戦)、動作緩慢、筋強剛、姿勢保持障害です。ふるえは静止時の振戦が特徴で、座って膝の上に手を置いているときなどに起きます。

患者さんの数は日本国内で約16万人、1000人に1人~1.5人と言われていますが、高齢者に多く、60歳以上では100人に約1人との報告もあります。
(出典:厚生労働省 平成29年患者調査)

治療は薬物療法が基本です。少なくなったドパミンを補充するため、ドパミン前駆物質のLドパを服用します。Lドパは腸から吸収され、脳内でドパミン神経細胞に取り込まれてドパミンとなります。薬物療法で十分な効果が得られない場合には、手術療法が検討されます。合併症や副作用なども考慮して治療法を選択していきます。