ふるえの原因とは?

ふるえは医学的には振戦と呼ばれ、身体が自分の意志とは関係なくリズミカルに動いてしまう状態を指します。ふるえが現れる病気のうち、代表的なものを紹介していきます。

喉にある甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起きる病気です。手指のふるえの他、多汗、動悸、眼球突出などの症状がみられます。

脳内で運動の仕組みを調節しているドパミンが減ることで、動きが遅くなったり、歩行が困難になったりする病気です。

常習飲酒を長く続けると、アルコールが切れた時に精神的に不安定になったり、手のふるえが起こることがあります。

明らかな原因と考えられる病変は存在せず、手や頭にふるえが生じる病気です。

ふるえが原因で受診される患者さんの多くは本態性振戦とパーキンソン病ですが、これらは症状が少し異なります。以下にその違いをまとめました。

本態性振戦パーキンソン病
発症しやすい年齢中高年に多いが、若い人に起きることもあります中高年に多い
ふるえが起きる部位手(指先や腕)、頭(横に揺れる)、声手、足、頭
家族歴ときにあります(家族性振戦ともいいます)ときにあります
ふるえの特徴動作をしようとするときや、特定の姿勢をとったときにふるえが出ます(速い振戦)安静にしているときにふるえが出ます(遅い振戦)
ふるえ以外の症状ありません動作がゆっくりになる、筋肉が強ばる、姿勢が不安定になる
書字についてふるえで手の動きが大きく乱れるため、文字を書くのは困難です。書いている文字が次第に小さくなります(小字症)
食事についてふるえで手の動きが大きく乱れるため、食事をするのは困難です。動作は遅いですが、初期ではふるえは目立ちません
病気の進行長い年月のうちに少しずつ進行します少しずつ進行します

本態性振戦の概要と特徴を説明いたします。

パーキンソン病の概要と特徴を説明いたします。